3−6.新たな挑戦
「おっ! もう検索エンジンの1ページ目に表示されている!!」
私が、自分探しの旅に出て、しばらく経ってからのことです。
ある心理療法のスクールを開校しようしている方と出会いました。
すでに、ホームページ制作業者に頼んで作ったホームページがあったのですが、
「まったく申し込みがない・・・」
と悩んでいました。
どんなページが見せてもらうと・・・
「しょぼい・・・」
口には出しませんでしたが、顔には出たかもしれません😓
デザインはキレイでしたが、
「これで集客できるのか???」
大きな疑問がうずまきました。売れる要素が抜け落ちていたからです。
制作費用はいくら払ったのか聞くと、初期費用はそれほど高い金額ではありません。しかし、毎月の運用代行手数料を払っているそうでした。
1年間払い続けると、数十万円になります。
もっとも、それで集客できて、売上が支払よりも多ければ、利益が出るのですが・・・
まったく申込みがないなら、お金をドブに捨てているのと同じです。
私は、その頃、コーチングやNLP(神経言語プログラミング)など、コミュニケーションや心理系の講座やセミナーを受講しまくっていました。
会社員時代は、金融、財務、システムなど論理的にガチガチな仕事ばかりしていたので、頭の使い方が、左脳に偏っていました。
しかし、人とのコミュニケーションが上手くなるためには、感情や直感、イメージなどを扱っている右脳の働きを鍛えなければ、と感じたからです。
私にとって、右脳はまったく未知の領域でした。
しかし、アメリカのインターネット・マーケティングについて学んでいると、脳科学や心理学での研究成果が、マーケティングに応用されていることを知りました。
「もっと知りたい! 自分でも使えるようになりたい!!」
好奇心が高まっていました。
そこで、脳科学や心理学に関わる仕事のチャンスを探していたのです。
「もしよければ、試しに私が別のホームページを作りましょうか?
しかし、集客できるホームページを作るには、それなりの時間と手間がかかります。なので、ぶっちゃけ、今、お支払いの金額よりも高くなります。
でも、毎月お金を払っても集客できないホームページよりも、少し高くても集客できるホームページの方がよくないですか?
もし、集客できなければ、代金はいただきません。
しかし、私が作ったホームページから集客できたら、その売上の中から制作費を払っていただけますか?」
と、話を持ちかけました。
「じゃ、試しにやってみてください」
それで、私がブログをベースにホームページを新たに制作し、インターネットに公開すると・・・
その1週間後、早くもGoogleの検索エンジンに1ページ目、しかも第3位に表示されるようになりました。
3週間後には、お問い合わせがありました。
さらに1ヶ月後には、講座のお申込みがあり、受講料が初入金されました。
まぁ、これは15年以上も昔の話です。
3−7.キレイなホームページ vs 「売れる」ホームページ
当時は、インターネットで集客できることを多くの人が知り始めた頃で、キレイなホームページがあれば売れると、みんな信じていました。
そこで、ホームページ制作業者の多くは、見た目はキレイですが、売れるとは限らないホームページを、何も知らないお客様に売っていたのです。
悪気はなかったのかもしれませんが、ホームページを作ることが仕事で、それで売れるかどうかにはあまり関心がなかったのでしょう。
もしかすると、「売れるホームページをどうやって作るのか?」という知識がなく、作りたくても作れなかったのかもしれません。
実は、「売れる」ホームページを作るには、右脳のクリエイティビティだけでなく、左脳の論理的思考も必要です。
キレイなホームページと「売れる」ホームページは全く別ものです。
キレイなホームページには自己満足できますが、「売れる」ホームページはお金を生み出す資産だからです。
当時、検索エンジンで上位表示させること(SEOと言います)は、ちょっとしたコツを知っていれば、それほど難しくありませんでした。
今は全く状況が違います。検索エンジンで上位表示したい会社が多すぎて、競争が激しく、実際にやろうとすると、とんでもないお金と時間と労力がかかります。
しかも、いくらお金と時間と労力を注ぎ込んだからといって、上手くいく保証はありません。
実際4年前、腕試しのつもりで、検索エンジン対策を使ったブログ・アフィリエイトに挑戦したことがあります。
アフィリエイトは、会社員の副業として人気があるので、ご存知かもしれません。
ブログ・アフィリエイトというのは、ブログの記事を書いて、その中にアフィリエイト商材と言われる商品・サービスの販売ページへのリンクを貼り、自分のブログ経由でその商品・サービスが売れると、売上代金の一部が支払われる仕組みです。
もっとも競争が激しい分野の一つと言われる「脱毛」分野で挑戦しました。
最初の商品が売れるまでに、6ヶ月かかりました。
「ゼロ→イチ」とも言われますが、最初の収入を生み出すのは最も困難な時期です。
なので、今やるなら、検索エンジン対策は、全くおすすめしません。
他の手法に比べて、時間と労力がかかりすぎるからです。
最初にネット集客でやるべきことは、時代によって変わります。
今なら、やはりSNSですね?
しかし、ただSNSをするのと、「売れるSNS」を運用するのは、全く別ものです。
15年以上前、キレイなホームページと「売れるホームページ」は全く違っていたのと同じです。
最初にキレイなホームページを制作した業者とは1年しばりがあり、1年後に解約。結局、そこからは1件の申込みもありませんでした。
もし、キレイなホームページだけだったら・・・
1年間、何も売れないまま??
ちょっと怖くないですか?
3−8.コンテンツ・マーケティング
最初の話に戻ると、15年前、私が使ったのは、コンテンツ・マーケティングの手法です。
コンテンツ・マーケティングは、当時も今もとても有効です。
当時は、講座の対象者が興味を持つようなコンテンツを無料で提供し、メルマガに登録してもらい、講座のお申込みにつなげていきました。
その後、メルマガ・マーケティングの手法や、メルマガから商業出版する方法もサポートさせていただき、書籍の出版にも成功しました。いわゆる出版マーケティングです。
こうして、売上がガンガン増えはじめました。
講座へのお申込みはいつも定員オーバーで、キャンセル待ちが発生している状態でした。
この仕事が私の最大の収入源になりました。
この最初の成功に気をよくした私は、さらに検索エンジンで上位表示ができれば、「もっと売上が上がる!」と思い、さらに検索エンジン対策に取り組んでいきます。
それは、必ずしも、検索エンジンの第1位に表示されているわけではなく、どうしても他社にかなわないキーワードがまだまだあったからです。
まだ大惨事がくることを知りませんでした・・・
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