1.売りたければ売るな!
なぜならば、お客様が買いたいという気持ちになるまえに売ろうとすると、「押し売り」や売り込み臭が強くなって、ひかれるからです。
例えば、なんかちょっと新しい洋服が欲しいかも・・・
とアパレルショップに入ってすぐに、店員さんが寄ってきて
「何かお探しですか?」
と声をかけられたら、
「いえ、ちょっと見ているだけです」
と言って、断りますよね?
あなたにもそんな経験はないですか?
それはSNSで集客して販売する場合も、まったく同じです。
例えば、誰かのインスタを見ていて、急に「セミナーのご案内」とか「割引キャンペーン中!」の投稿が出てきたら、
「いやいや、見ているだけだから・・・」
と、警戒しませんか?
そうなんです!
だから、売りたければ、売ってはいけないのです。
特に、SNSはコミュニケーションの場なので、そこでセールスするのは場違いです。
ではどうすればいいのか?
結論をいうと、
「商品が売れる流れ」、つまり、次に説明する「集客→教育→販売」という流れを、しっかり意識すれば、売り込まなくても、お客様に買っていただけます。
2.商品が売れる流れ「集客→教育→販売」の導線とは?

この商品が売れる流れについては大事にポイントが2つあります。
1つ目は、お客様が商品を「買いたい!」と思うまでの心の変化です。
2つ目は、SNSを見に来ている人全員が商品を買うわけでないという点です。
(1)商品を買うまでの心の変化
まず、1つ目のお客様の心の変化を説明します。
人は、知って、好きになり、信頼して買う
と言われています。
例えば、今は世界的な大企業になっているユニクロは、最初は、フリースが激安で、有名になったんですね。
私も、最初は、その激安フリースを広告で知って、
「でも、安かろう、悪かろうじゃないの?」
と疑っていました。
ある時、実際に店舗に行ってみたら、フリース以外にも、シャツとか、ズボンとか、靴下とか、激安なのに品質もよさげな衣類がいっぱい並んでいて、「いいなぁ」といくつか試着してみました。
すると、やはり生地もしっかりしてて、スタイルもおかしくない。
それで、買ってしまいました。
あなたもこういう経験ありますよね?
お客様は、商品を見つけたら、すぐに買うわけではなくて、自分の要望にあうかどうかを確かめてから買います。
自分の要望にあうものは好きになるし、それを確認できると信頼します。
買うのはその後ですね?
「集客→教育→販売」の真ん中の教育というのは、お客様に好きになってもらい、信頼してもらうことです。
別の言葉でいえば「ファン化」。
(2)2:6:2の法則
次に、2つ目の「全員が商品を買うわけではない」について説明すると、
「2:6:2の法則」というのがあります。、
全体の中で「今すぐ買いたい!」というお客様が2割。
「今でなくてもいいから、そのうち買おう」という方が6割。
残りの2割は「買わない」です。
それで、「今すぐ買いたい」というお客様は、どこから買うかをネットで検索して、積極的に探してます。
ネットでは大手の大企業もあるので、私たちのような小さな会社や個人事業主は弱者なので、そういう大手と直接競合しても、なかなか勝てないです。
ねらい目は「そのうち買おう」というお客様になります。
それで、お客様が買いたくなった時に、すぐ連絡をとれるように、お客様の連絡先を聞いておく必要があります。
あなたも見たことがあると思いますが、例えば、インスタグラムのプロフィール欄にLINE登録のリンクがあるのは、その連絡先をもらうためなんですね。
こうしてLINEを交換できれば、「そのうち買おう」と思っているお客様に、こちらか配信できます。
例えば、あなたの商品の分野が、美容なら、髪や肌の日常のお手入れ方法などのお役立ち情報や、自社商品の情報や、美容に対する価値観などを配信をしていくと、「好きになり信頼してもらう」ことができます。
だから、「教育」は、商品が売れる流れ「集客→教育→販売」の中でもとても重要です。
つまり、売る前に、まず「教育」をする必要があります。
売りたいなら、好きになってもらい、信頼してもらうこと「ファン化」が絶対に必要です。
そうすれば、こちらから売り込まなくても、ストレスなく買っていただけます。
だから、売りたいなら売ってはいけないのです。